千駄 暇郎

何とか大学に入り、何とかそれなりに普通の就職を遂げたつもりでいたが、入社した会社の業績がとても厳しい状況であることを日増しに色濃く感じ始めたのが、かれこれ15年前。初めてのボーナス期を前に、会社からの全社員ボーナス90%カットの発表があり、発表内容のショック以上に、そのような発表の心の準備をした上で、収入や生活水準で人並みなものが己の生涯には無いことも受け入れつつ、それでいてやっぱりいつも以上に暗い雰囲気に包まれるオフィスの中で、いつもよりも少し口数少なに馴染む先輩方を見て、より一層のショックを受ける。

収入不足に悩む中、書店で平積みになっていたロバートキヨサキ氏の「金持ち父さん貧乏父さん」という本を手に取る。少し前に話題になり本を読まない暇郎でも聞いたことくらいはあったので、藁にもすがる想いで購入。ビジネスの知識も社会人経験も足り無い中で、深い理解とはほど遠いながら何とか読了し、お金を持ちたければビジネスオーナーか投資家になれと書いてあったのだよね!?という結論にだけは至る。

ビジネスとはどうやって始めたら良いものか、自分に何が出来るのか、まったく思い当たるものも無く、インターネットで何となく検索を始めたところ、インターネットビジネスというものが初期費用が少なくても大きな収益を上げられるらしいものだと誰かの記事やサイトで読む。そうしてインターネットビジネスの商材を購入してみるが、書いてあることの意味が全くわからない。意味不明とはこのことだなと思いつつも、もしかしたら買った教材との相性が悪かったのかもしれないと考えて何度か同じことを繰り返した末、飽きたのか気持ちが疲れたのか、インターネットビジネスなるものはほぼ始める段階にも至らず諦める。

次に、投資家とは何をしたら良いのかよくわからないながら、特に根拠も無いまま投資と言えば株式投資が最も一般的だよね?という思考回路からネット証券の口座を開設してみる。始める前から意味不明だったインターネットビジネスに比べれば、比較的スムーズに取引を開始するところまで至り、当時話題になることが多かったIT関連の株を何と無く購入したところ、話題に事欠かず上下しつつも、下がっても待っていると持ち返しを繰り返し、信じて待っていれば資産は増えそうな錯覚に至る。

次第に四季報から始まり、会社分析やチャート分析の方法が解説された書籍や商材を買い漁り読むようになる頃には、にわか知識から自然な流れでFX(為替取引)を始め、海外の自動売買ツールなども買い漁るようになり、レバレッジもかけ、外国株にも手を出しすようになり、投資初心者あるあるのビギナーズラックなのか少し資金が増え始めて自分には投資家が向いているのだと思い込むようになる。

その頃、安月給ながら正社員として働いていた会社から、趣味に近い業種に転職(非正規)するが、転職前に説明を受けた待遇とはまるで違う環境(無知な若者をこんな形で引入れるのは本当にもう。とても痛恨かつ良い社会勉強になりました^^;)に至る。転職前の説明では非正規ながら安月給の以前の会社よりも給与自体は増えるはずでしたが、実際は一般的に良く聞く初任給の目安よりも遥かに安い給与、というより最低賃金などよりも遥かに安い時給換算に至る。

職種の業界に興味はあるが、非正規で毎日17時間残業代も無しで働く強烈な労働環境に突入し、自分は投資側で成功しなければ生活費も危ういと感じるところまで追い込まれた頃、サブプライムローン問題から怪しくなり始めた市場にリーマンショックが訪れ、安月給の中から切り詰めて貯金では無く運用に回していた資金のほぼ全てを見事に吹き飛ばす。

20代後半の周囲で結婚をする人が増える頃、貯蓄も無く、生活すら危うい安月給で。ショックを受けたり、悔しさを味わったり、人生に悲観し途方に暮れたい気持ちだってあったはずだが、そんな気持ちに浸っている猶予も無く、何とかしてお金を生み出さねば本当に生きられない中、投資をする資金は無いので、仕方なくかつて理解不能だったインターネットビジネスについて再び調べ始める。

不思議なもので、追い詰められてみると昔は全く意味がわからなかったものすら徐々に解読できるようになり、ほぼ全ての休日に加えて、日々の睡眠時間を3時間以下まで削りながら本気でインターネットビジネスに向き合い続けたところ、3ヶ月間は何の報酬も生まれず本当に気絶しそうでしたが、4ヶ月目で1万7千円ほどの初報酬が生まれました。人生に突如として光が差したような感動から、更に奮起し、毎月倍々に収益が増えて、半年目で十万円を超え、1年経つ頃には副業収入が給与の2〜3倍以上で推移するようになっていました。

不思議なもので、副業で収入が生まれ心に余裕が生まれると、本業側でも運が向いてくるのか、ブラック環境で働いていた会社の部門が別会社に吸収されることになり、その際に法外に低過ぎた給与と労働環境が改善される。さらに本業側でも仕事が評価されるようになり、副業と本業を合わせた収入は月収百万円を超えるようになる。

資金的余裕が生まれて投資を再開する頃には、かつての無謀な投資スタイルを反省できるくらいには社会も見えるようになり、自分がどんなに興味を持って投資の勉強したところで、早々起こらないはずの市場をひっくり返すほどのニュースは意外と普通に起こり、その何かしらニュースが起きた際に自分が取引していては、詰めの甘さや、最後の最後に正しい判断を下せないがために、資産を守れない確率が高い自分の弱さも認められるようになっていました。

自分で市場取引を行うのは趣味や何かの過程の範囲に留め、本当に人生のため守り増やさなければならない資産は、本当の意味でお金を増やすことが実際に出来ている方々の元へ分散して置かせて頂く形での分散投資を心がけるようになると、徐々に良い出会いや人脈、機会にも恵まれるようになり資産が増え始める。その後、3年ほどで運用からの収益が、本業よりも、副業よりも、大きくなる。

出会う人が変わり、掴む情報が変わってくると、いかに世が不公平で、世間一般に出回る情報と呼ばれるものの旨味が薄いか、それどころか、ほとんどが強者に仕組まれた罠に近い仕掛けでしか無く、投資も始める前から勝負が決まっている世界であることを知る。この世そのものが想像以上に不公平な土台の上に築かれ、それでいて、その不公平な土台の中にあっても、この日本に居られて、普通に過ごしていられるくらいに甘っちょろい環境は、不公平ながらも本気になり気付きさえすれば、凡人でも誰でも資産というより資金を膨らますことくらいは出来てしまうこと。だからこそ、お金自体には今後そこまでの価値が無くなるであろうことも感じるようになる。

そうして暇郎も会社員を卒業して日に日に暇が増す中、虚無も側に感じるようになる。同時に自分がこれからより多くの幸せを感じていくため、効率以上に想いと労働の先の喜びを欲するようになり、無謀だと言われつつも興味だけで未経験の業界へ参入を進める思考回路に至りました。

その傍ら、お金の増やし方、というより、お金を増やすため必要な立ち位置や場所、具体的にやるべきことなど、15年前の自分には全く見えようもなかったところまで見えるようになっているので、綺麗事でも机上の空論でも無い、不公平なまでにお金を増やすのが立ち位置や人脈、情報、考え方、それら含めた機会で初めから決まってしまっている世界であることを、昔の無知なままWEB検索を始めて無謀かつ不器用に人生の悪戦苦闘を始める頃の自分に届けるつもりで、ここに書き残します。

その昔、追い詰められてネット上に答えを探すほど無知だった暇郎のようであったり、情報収集に明け暮れる中で、誰かによる、誰かの都合で、誰かが仕掛けている商品や戦略の末端に絡まって資金を投げ続け、結果として収入の軸を築くつもありが支出の軸を築いてしまっているような、暇郎のような方に、15年以上の時間をかけてしまった今時点の暇郎が見ている視点と情報を届けるため、その入口をWEB上に設けるべくこのサイトを設置します。

もしも暇郎が「金持ち父さん貧乏父さん」の本を初めて手に取った頃、今の暇郎自身に直接出会えていれば、無知から生まれる闇雲からの15年の悪戦苦闘を辿ること無く、3年あれば今と似たような立ち位置程度には到れたと思うので。

悪戦苦闘も無駄にはなっていませんし
その期間があったおかげの今だとも感じますが

人生一度
やりたいこと、成したいこと、欲しいもの
真剣に考えれば考えるほど時間が一番に足りません。

誰かが生み出す流れに自分の人生を安易に委ねず
それでいながら、頼れる他力はありがたく活用させて頂き
その結果として自分に起こる良い結果も悪い結果も
他人のせいには一切せずに自分の責任として全て受け入れる。

他力を利用できるだけの自力を養うことが
人生の最初の加速に必要なことだと暇郎は考えています。笑

このサイトの情報やご縁が
誰かの人生の一助となりましたら幸いです。

暇郎