会社の種類とメリット&デメリット

一般論や法的な区分説明は
ネット検索して頂くと詳しい解説見つかりますので
実用面と主観を入れてご紹介します。

会社の種類は4〜5種類(日常的には2〜3種類)です。

株式会社

小学生からキャバ嬢さんまで
誰から見ても最も会社らしい会社の形であり名称。
代表取締役を堂々と名乗れる会社の形がこちらです。

一般的に社会的な信用度も高い会社形態なので
政府系金融公庫、銀行、信用金庫からの融資が受け易く
名称の通り株式を発行することも出来ますので
資金調達の面で有利な会社の形とされています。

昔は設立のため資本金が最低1000万円必要でしたが
2006年施行の会社法により資本金1円で設立可能になりました。
ただし、定款だけなら頑張れば自力で作成することも出来ますが
必ず公証人手数料、登録免許税で20万円程度は必要になります。

また、定款を自分で作成する人は少なく(スピード&確実性重視なら依頼)
作成を司法書士や行政書士に依頼する場合は15〜20万円程度
弁護士に相談する場合(細部にこだわり設計する場合)は30万円程度必要です。
申請時に4万円の印紙代がかかりますが、これは電子定款にすると節約可能です。

※若干失礼な主観ではありますが法律を把握し活用できるのは弁護士さんで
司法書士さんや行政書士さんは定型的な仕様アドバイスと申請や手続きをしてくれる人。
これくらいのイメージは依頼される前に持っておくと良いかと思います。

以上により資本金1円の会社を作る場合も20〜50万円程度必要になります。

そして、会社を持つと
毎年の法人住民税が最低7万円かかります。業績が上がれば当然もっと。

会社を必要とする理由は人それぞれですが
個人事業主が債務の責任を無限に負う無限責任なのに対して
会社にすると倒産しても資本金の範囲を超えて支払い義務を負わない有限責任にもなれる点が
個人事業主で活動する場合との法律の面での大きい違いです。(※実際に有限責任かどうは別として)

以上からも明らかですが
資本金1円の会社は数字上は1円しか責任を負わないように会社なので
数字から見る信用度もほぼ無いと言えます。
そのため、融資はほぼ不可能に近く
実務の上で他社さんが取引してくれない可能性も当然あります。

資本金1円の会社でビジネスを展開される場合は制約が多く実用的ではありませんが
資本金1円の会社でも代表取締役の肩書を名刺に刻み雰囲気出すことは可能です。笑

メリット

・会社形態として一般的知名度があり、代表取締役を名乗れる
・資金調達を行い易い
・代表が死亡しても会社は引き継がれていく
・ビジネスの才能があれば会社を大きくして上場も出来る
・有限責任で倒産後も個人に債務が及ばない(とは限らないが)

デメリット

・設立にも維持にも費用はかかる
・株主総会や決算公告など面倒な作業や規則に縛られる会社形態
・株式を手放し過ぎると乗っ取られる可能性もある
・有限責任でも実際は連帯保証人が必要になり個人に債務が及ぶことも

暇郎視点

事業を展開する面において
資金調達や有限責任(一応の法的に)の側面もありますが。

会社員や個人事業主の状態から
株式会社を登記することで得られる一番のメリットは
自分の会社、代表取締役を堂々と名乗れる点だと思います。

ご自身の社会での立ち回りを円滑にして
新たなビジネスや投資の機会チャンスを増やす意味では
株式会社が一番良いですね。名刺が様になるので。笑

自分の立ち位置の取り方がビジネスでも投資でも
チャンスを掴むかどうかの一因を担うこともあるため
人生一度は代表取締役クラブの会員になるくらいのイメージで
毎年7万円の会員税(法人住民税)を覚悟する価値はあるとは思います。

有限会社

2006年施行の会社法により新たに設立は出来なくなりましたが
会社法施行以前に設立された有限会社は現存しています。

メリット

・設立から十数年以上の会社という意味を暗に秘めたブランド感
・有限責任(この点は完全に有限とは言い切れない可能性含め株式会社と同じ)

デメリット

・会社に興味が無い人(子供やお姉ちゃん)からのモテウケは微妙かも

暇郎視点

メリット&デメリットは上記の通り主観満載ですが
土木・建築の業界に有限会社さんが多い印象がありますよね。
今後新たに作ることは出来ない会社の形であり名称なので
あと数十年すると存続年数的な名称ブランドが更に増す可能性は感じます。笑

合同会社

2006年施行の会社法により生まれた会社の形であり
有限会社の代わりに設定されたような位置付けと言われることもあるが
アップルジャパン、西友、アマゾンジャパン、など大手外資系企業の日本法人が
税面や規制の少なさから株式会社から合同会社に変更しています。

一般個人が会社を作る際も大手外資系さんと同じような理由から
合同会社を選ぶことがあります。笑

メリット

・設立コストも維持コストも株式会社よりも安い
・決算公告の義務がなく色々と自由
・有限責任(この点は完全に有限とは言い切れない可能性含め株式会社と同じ)

デメリット

・会社形態として一般的知名度は低く、代表取締役は名乗れない
・資金調達を行いづらい
・自由な反面、社内でもめ始めると外部仲裁が入れずこじれることも

暇郎視点

外資大手でこの形態が増えているのは
資金が潤沢で日本での資金調達の必要がそもそも無く
会社形態云々の知名度は問題で無いほどブランド社名が物語っており
決算公告の義務が無い=税もむにゃむにゃ放題に出来なくもない(出来る。笑)ので
株式会社である必要が無いので合同会社にしてしまうわけですね。笑

個人の延長で会社を持たれる方の中でも
主観ですが運用系でお金をむにゃむにゃ膨らましまくっている方の法人形態で
よくあるものが合同会社です。
言わずもがなの、税むにゃむにゃにし易いからですね^^;

合同会社はどんぶり勘定で進められるむにゃむにゃメリットも多いのですが
これらのむにゃむにゃ自由度を本格的に活用するとしたら玄人向けなので
初めての会社設立なら一度は株式会社で代表取締役をお勧めします。

合名会社

こちらの会社の実用面は詳しく知らないのエスが
設立の費用は株式会社よりも圧倒的に安いです。

しかし、株式会社や合同会社が有限責任であるのに対して
合資会社は個人事業主と同様の無限責任となり
社員全員がその会社の責任を無限に負う形となります。

メリット

・設立の費用が安い

デメリット

・無限責任なので倒産後も全社員(全ての社員個人)に債務が及ぶ

暇郎視点

この形態の会社を持たれる方が身近にいないので
実用面の実情として把握しきれているわけではありませんが
会社と言いつつも全社員に債務の責任が無限責任で及ぶので
この会社の社員となる場合はその意味の理解と覚悟が必要です。

個人事業主の延長で安く会社を作れる方法なのかもしれませんが
特別な理由が無い限り、株式会社か合同会社を検討された方が良い気はします。

合資会社

合名会社や個人事業主と同じように
すべての責任が無限で及ぶ個人(無限責任社員)が必要です。
また、他に責任が個人に及びづらい有限責任社員もいる状態
要するに最低でも責任範囲が異なる2人以上の社員で構成される会社形態です。

メリット

・設立の費用が安い

デメリット

・無限責任なので倒産後も債務がに及ぶ社員(個人)がいる

暇郎視点

この形態の会社を持たれる方が身近にいないので
実用面の実情として把握しきれているわけではありませんが
合名会社と同じように責任が無限責任で及ぶ社員もいるので
自分がどのような社員であるか正しい理解と確認が必要ですね。

個人事業主の延長から社員を雇う感覚なら
自分を個人事業主の延長で無限責任社員として、従業員を有限責任社員として
こちらの会社形態になるのかなとうっすら理解はしますが
普通なら株式会社か合同会社で有限責任になった方が無難かと思います。

個人事業主

個人事業主は会社では無く個人です。
個人として仕事を受けるため、仕事で生じた債務が無限責任で自分個人に及びます。
また、負債は自分だけに留まらず相続されてしまう点も理解が必要です。

メリット

・法人住民税の年7万円が不要なのでビジネスが小さいうちは税金が安い
・割とどんぶり勘定で何とかなってしまう
・確定申告の際も税理士(費用)はもちろん不要

デメリット

・無限責任なので債務の責任は無限に個人に及ぶ
・会社相手しか取引しない会社さんと取引が出来ない

暇郎視点

自分の知識や能力をサービスとして提供するような
いわゆるコンサルタントのような形の場合が特にそうですが
個人事業主でも問題は全くありません。

ただ、そのようなサービスでも会社とされた方が
箔や他者に与える印象が個人で活動される場合とは段違いですので
世には税金面で個人か会社か比べて判断させるような情報が蔓延していますが
ビジネスをする上で(投資機会においても)重要なのは立ち位置や人脈ですので
少し資金余裕が生まれたら会社にされること暇郎は推奨します。

暇郎総括

会社を設立される場合は株式会社か合同会社の検討をお勧めします。
また、会社を続けるつもりであれば、自分が会社をどう活用するか整理して
最良のパフォーマンスを狙える会社になるよう
最初に作成する定款には少し手間をかけることが意外と重要です。

定款で無料のテンプレートやサービスに何も理解せずそのまま乗っかったり
登記を急いで司法書士や行政書士に丸投げしたり
その流れで挑むと会社が出来上がっても数年内に逆に大きな費用が必要にります。

会社を作る際は
会社の種類や形態の検討だけで無く自分の会社の定款ときちんと向き合いましょう。

暇郎は法律の専門家ではありませんが
法律や登記の知識ある人に相談し定款設計しております。
多少の相談費用や自分の時間を投資したとしても
司法書士や行政書士に丸投げするよりは安く
自分に合った納得のいくものが作成出来ます。

投資やビジネスで会社をゴリゴリ活用する諸々の情報も含め
暇郎と繋がる方には記事で書けないところまで
知りうる情報をお届けすることも可能です。

節税はもちろんのこと会社員が会社にバレずに法人を持つ方法
損金扱いの資金から割と強烈な運用を展開する方法などなど
メルマガにご登録頂くか、直接ご連絡頂けましたら
その時点の視点から何かしら最良のものご紹介はできるはずです。

余談ですが画像に使った香港のアップルショップは
画像中央の店内ガラス階段がパンチラ過ぎると当時現地で話題になっていました。